帰省シーズンこそチャンス!家族みんなで家のこと話しておきませんか?「実家のこれから」と「同居のリアル」

こんにちは!廣谷建設の広報担当です。

街の慌ただしい雰囲気から、「今年ももうすぐ終わりだな」としみじみ感じますね。
もう年末年始。 進学や就職、ご結婚で地元を離れているお子さんたちが帰ってくる、あるいはご自身が実家に帰省するという方も多いのではないでしょうか。

久しぶりに家族全員が顔を揃える、年に一度の賑やかな時間。 美味しい料理を囲んで、昔話に花を咲かせるのは本当に楽しいひとときですが、今回はそんなタイミングだからこそ、ほんの少しだけ「家のこれから」について話をしてみませんか?というご提案です。

実は、私たち廣谷建設にご相談にいらっしゃるお客様の中には、「お正月の帰省で実家の寒さを痛感して…」や「親の様子を見て、そろそろ同居を考えようかと思って」というきっかけで動き出す方もいらっしゃいます。

今回のコラムでは、せっかくの団らんの空気を壊さずに、家族の将来や住まいについて話し合うためのヒントをお届けします。ちょっと日ごろのコラムとは方向性が違いますが、ぜひご一読ください!

目次

楽しいけれど、ふと心配になる。「実家の寒さ」と「親の背中」

久しぶりに実家に帰ると、懐かしさと同時に、今まで気にならなかったことが目につくことはありませんか?

たとえば、「家の中の寒さ」。 今の新しい住宅やアパートは気密性が高く暖かいことが多いですが、築年数が経った一軒家の場合は、玄関や廊下、脱衣所が外と同じくらい寒い…なんていうことは、この置賜エリアでは珍しくありません。

暖かいコタツから出た瞬間、ヒヤッとする空気。 お風呂に入るのにも気合が必要な冷え切ったタイルのお風呂。
そして、その環境で暮らす両親の姿です。 「雪かきが年々しんどくなってきた」と腰をさすっていたり、寒い台所で厚着をして料理をしてくれたり。元気そうに見えても、ふとした瞬間に「あぁ、少し歳をとったな」と感じて、胸がチクリとする。そんな経験がある方もいるかもしれません。

この先、この広い家を両親だけで管理しきれるだろうか?」 「ヒートショックは大丈夫だろうか?

そんな心配が頭をよぎっても、せっかくの楽しいお正月に水を差したくないという思いから、結局何も言えずに帰路につく…。実はこれ、多くのご家族が抱えている悩みなんです。

なぜ、親は「大丈夫だ」と言い、子は「言い出せない」のか

親御さん世代は「これくらいの寒さは当たり前」「住み慣れているから不便はない」とおっしゃることも多いですし、何より「子どもたちにお金や手間の負担をかけたくない」という優しさから、本音を飲み込んでしまいがちです。

一方で、お子さん世代(皆様)も、「リフォームや同居の話をすると、親の生活を否定するようで気が引ける」「お金の話になってしまうと気まずい」と、話題を避けてしまいます。

互いに相手を思いやっているからこそ、一番大切な「これからの暮らし」の話が先送りになってしまうんですね。

「建て替え」ではなく「安心」の話から始めてみましょう

では、どうやって話を切り出せばいいのでしょうか? ポイントは、家の「古さ」や「資産」の話ではなく、「家族の健康」と「安心」を主語にすることです。

いきなり「家を建て替えよう」「二世帯にしよう」と提案すると、どうしても話が重くなり、親御さんも身構えてしまいます。まずは、今の暮らしの「困りごと」や「体感」に寄り添ってみてください。

会話のきっかけのヒント

  • 「久しぶりに帰ってきたら、脱衣所がすごく寒くて驚いたよ。お父さんたち、お風呂あがりに湯冷めしてない?」
  • 「今年はお雪が多いみたいだね。屋根の雪下ろしや毎朝の雪かき、無理してない?」
  • 「子ども(孫)がハイハイするんだけど、床が冷たいみたいで。もう少し暖かくする方法、ないかな?」

このように、「あなたの体が心配だ」「もっと快適に過ごしてほしい」というメッセージとして伝えると、親御さんも耳を傾けやすくなります。

そこから、「窓だけ断熱のリフォームをしてみる?」「雪かきがいらないマンションや、便利な場所に住み替える選択肢もあるかもね」「もしもの時は、私たちの家の近くに来ることも考えてる?」といった具体的な選択肢を、あくまで「世間話の延長」として出してみるのがおすすめです。

答えを出さなくても大丈夫です。まずは「気持ちの共有」から

このお正月の間に、結論を出す必要は全くありません。 家づくりやリフォームは、大きなお金とエネルギーが必要なこと。急いで決めても良いことは一つもありません。

大切なのは、「将来どうしたいと考えているか」をお互いに知っておくことです。

親御さんは、本当は「この家を継いでほしい」と思っているのか、それとも「最後は処分してもいい」と思っているのか。 お子さんは、「同居も視野に入れている」のか、それとも「近くで別々に暮らしたい」のか。

廣谷建設で家づくりをされたお客様の中にも、「実はお互いに『相手はこう思っているはず』と誤解していた」というケースが多々あります。 一度でも「こういう心配をしているんだ」「こういう選択肢もあるね」と話しておくだけで、いざという時にスムーズに動けるようになりますし、何より心のつかえが取れて、残りの休日をもっと晴れやかな気持ちで過ごせるはずです。

私たちは「建てる」だけでなく、ご家族ごとの事情や想いをじっくり紐解きながら、一番幸せな着地点を一緒に探すことが大事だと思っています。まずは、温かいお雑煮でも食べながら、ゆっくりとお話をしてみましょう。 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

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