「予算内で最高の家」をつくるために。プロが教える、品質を落とさずにコストを賢く抑える方法

こんにちは!廣谷建設の広報担当です。

家づくりを考え始めたとき、やはり一番大きな壁となるのが「お金」のことではないでしょうか。 資材価格の高騰や物価の上昇というニュースを見るたびに、「自分たちの予算で、本当に理想の注文住宅が建てられるのかな…」「ローコスト住宅じゃないと無理なのかな…」と不安に思われている方も多いと思います。

しかし、注文住宅の費用を抑える方法は、「安い材料を使って質を下げる」ことだけではありません。建物の形や間取り、設備選び、そして工事の進め方をほんの少し工夫するだけで、住宅の性能や快適さを犠牲にすることなく、コストをグッと抑えることができます。

今回は、限られた予算でも大満足の家を実現するために、私たちプロが実践している「コストダウンの知恵」を、南陽市・置賜エリアでの家づくりに合わせて詳しく解説します。これから計画を立てる方は、ぜひ参考にしてください。

目次

「安く建てる」前に知っておきたい、お金の基本

具体的なテクニックに入る前に、失敗しないための大切な心構えをお伝えします。それは、家づくりにかかる「総費用」の正体を正しく知ることです。

注文住宅のチラシなどで見かける「本体価格」や「坪単価」。 これだけを見て「よし、これなら予算内だ!」と判断するのは少し危険です。なぜなら、実際に住める状態にするためには、本体工事費以外にも様々な費用がかかるからです。

  • 付帯工事費: 屋外の給排水工事、地盤改良工事など
  • 諸費用: 登記費用、住宅ローンの手数料、火災保険料、印紙代など
  • その他: カーテン、照明、エアコン、引っ越し代、新しい家具家電など

特に南陽市・置賜エリアでは、冬に備えた「暖房設備」や「融雪槽の設置」、「カーポートの強度アップ(耐雪仕様)」など、雪国特有の費用も見ておく必要があります。

「安く建てる」とは、単に家の値段を下げることではなく、これらの総費用全体を見渡し、「無駄なコストを削って、必要な部分に予算を回す」ことです。これを知っているだけで、見積もりを見たときの納得感が全く違ってきます。

予算オーバーを防ぐための「優先順位」の整理術

「広いリビングが欲しい」「アイランドキッチンがいい」「無垢の床にしたい」「収納はたっぷりと……」 一生に一度の家づくりですから、夢が膨らむのは当然です。しかし、全ての要望を詰め込めば、予算はいくらあっても足りません。そこで大切になるのが、ご家族内での「優先順位の整理」です。

  1. 絶対に譲れないもの(Must)(例:冬暖かいこと、耐震等級、対面キッチン)
  2. できれば欲しいもの(Want)(例:書斎、タンクレストイレ、タイル外壁)
  3. 余裕があればでいいもの(例:多めな部屋数、複雑な照明計画)

このようにランク分けをしておくことで、予算オーバーしたときに「何を削るか」を冷静に判断できます。廣谷建設では、お客様の「Must」を大切に守りながら、「Want」をどうやって予算内で叶えるか、プロのアイデアでご提案させていただきます。

建築コストを賢く抑える6つのテクニック

それでは、ここからは具体的にコストを抑えるためのポイントを解説していきます。

建物の形は「総二階」が最強のコストパフォーマンス

家の外観デザインは、複雑になればなるほど価格が上がります。コストを抑えるために最もおすすめなのが、1階と2階の面積がほぼ同じで、凹凸の少ない「総二階(そうにかい)」の四角い家です。

  • 材料の無駄がない 外壁や柱などの材料ロスが減ります。
  • 足場代などの施工費が下がる 形がシンプルだと職人さんの作業効率が上がり、工期も短縮できます。
  • 雪国に強い 実は、雪対策としても優秀なつくりになっています。屋根の形がシンプルになるため、雪がスムーズに落ちやすく、複雑な継ぎ目からの雨漏り(すが漏れ)のリスクも減らせます。

「四角い家だと安っぽく見えない?」と心配される方もいますが、窓の配置や外壁の色の張り分けを工夫することで、モダンでおしゃれな外観に仕上げることができますよ。

「延べ床面積」も大事だけど、空間の使い方を大切に

「40坪はないと狭いんじゃないか?」 なんとなくのイメージで坪数を決めていませんか? 家は大きくなればなるほど、材料費も施工費も上がり、固定資産税も高くなり、さらには将来のメンテナンス費用や光熱費も増え続けます。

大切なのは「坪数(広さ)」ではなく「空間の使い方」です。廊下を極力なくしたり、デッドスペースを収納に変えたりする設計の工夫で、30坪〜32坪程度でも40坪並みの広さを感じる家はつくれます。

特に寒冷地では、家がコンパクトであることは「暖房効率が良い(暖まりやすく冷めにくい)」という大きなメリットになります。面積を減らして浮いた予算を、断熱材のグレードアップに回す。これが、南陽市で快適に暮らすための賢い選択です。

水回りをまとめて、工事費とメンテナンス費をダブルで節約

キッチン、お風呂、洗面所、トイレなどの水回り設備は、できるだけ一箇所にまとめて配置しましょう。1階と2階でトイレの位置を上下に揃えたり、キッチンの裏にお風呂を持ってきたりすることで、給排水管の距離を短くできます。

配管が短くなれば、材料費と工事の手間が減るだけでなく、「冬場の水道管凍結のリスク」を減らすことにもつながります。また、将来配管の点検や交換が必要になったときも、一箇所にまとまっていれば工事がスムーズで安く済みます。家事動線も短くなって便利になるので、まさに一石三鳥のテクニックです。

「標準仕様」の実力を侮ってはいけません

注文住宅というと、すべてをカタログから選ばないといけないと思いがちですが、住宅会社にはあらかじめプロが厳選した「標準仕様」があります。

この標準仕様は、会社がメーカーと提携して仕入れているため、定価よりも安く設定されていることがほとんどです。「一番安いグレードなんでしょ?」と思われるかもしれませんが、最近の国内メーカーの標準品は非常に高性能です。清掃性や耐久性も十分考えられています。

まずは標準仕様の内容をしっかり確認し、「これなら十分!」と思える部分はそのまま採用する。そして、どうしてもこだわりたいキッチンや洗面台だけグレードアップする。 このメリハリをつけることが、予算内で満足度の高い設備を揃える秘訣です。

外構や照明は「あとから」でもOK

最初から完璧な庭や、凝った照明計画を立てると予算が膨らみます。特に南陽市・置賜エリアでは、冬の間は庭が雪の下になってしまいます。「入居時はまず、カーポートと駐車スペースの舗装だけしっかりやっておく」ことにして、フェンスや植栽、ウッドデッキなどは、暮らしながら少しずつ整えていくのも楽しみの一つです。

照明も同様です。すべてを埋め込み式のダウンライトにすると、器具代も工事費もかさみますし、球切れの際の交換も業者依頼が必要でコストがかかります。子供部屋や寝室などは、自分で取り付け・交換ができるシンプルな「シーリングライト」にしておくだけでも、初期費用と将来のメンテ費用の両方を節約できます。

⑥ セミオーダーという賢い選択

「注文住宅=ゼロからすべて決めるフルオーダー」だけではありません。プロがあらかじめ考え抜いた間取りやデザインをベースに、自分たちの好みを加えていく「セミオーダー」という選択肢もあります。

廣谷建設で取り扱っている「Skog(スコーグ)のいえ」などもその一つです。設計や仕様決めの時間が短縮されるため、その分、設計料や打ち合わせコストが抑えられる一方、素材や作り、デザインをこだわることができますよ。「デザインセンスに自信がないから、プロのおすすめにお任せしたい」という方にとっては、むしろフルオーダーよりも完成度の高いおしゃれな家が、お得に手に入る近道かもしれません。

予算削減の鍵は「廊下」と「扉」にあり

間取りの工夫一つで、数十万円単位のコストが変わることもあります。

「廊下」を減らして部屋に取り込む

廊下は人が通るだけのスペースですが、つくるのには部屋と同じように床材や壁紙、施工費がかかります。廊下を極力なくし、リビングから直接洗面所や各部屋に行ける間取りにすれば、家全体の面積を小さくしつつ、居住スペースは広く確保できます。

この地域では、廊下がないほうが「家中の温度差が少なくなる」というメリットもあります。廊下だけ寒い、という状況を防げるので、ヒートショック対策としても有効です。

「扉」を減らしてオープンに

部屋のドアやクローゼットの扉は、一枚あたり数万円のコストがかかります。 たとえば、パントリーやファミリークローゼット、シューズクロークをあえて「扉なし」にしてみましょう。コストダウンになるだけでなく、アクション数が減って出し入れがスムーズになり、通気性も良くなります。湿気がこもりやすい雪国の冬において、カビ対策としても効果的です。

設備選びは「統一感」がコスパアップの秘訣

同じメーカーで揃える

キッチンはお風呂と同じメーカーにするなど、水回り設備を「同シリーズ・同メーカー」で統一すると、セット割引が適用されたり、運搬・施工の効率が上がったりしてコストを抑えられるケースがあります。デザインに統一感が生まれ、すっきりとした印象になるのも嬉しいポイントです。

窓の数を最適化する

「窓は多ければ多いほどいい」と思っていませんか? 窓は壁よりも熱が逃げやすく、しかも高価な部材です。無闇に窓を増やすのではなく、「光を入れるための窓」「風を通すための窓」を厳選して配置しましょう。窓を減らすことは、コストカットだけでなく、断熱性能アップに直結します。今後住み続けるにあたっての光熱費も削減できますからね。

ここだけは削らないで!後悔しないための防衛線

最後に、どんなに予算を抑えたくても、絶対に削ってはいけない部分をお伝えします。

それは、「断熱・気密性能」と「耐震性」です。

キッチンやお風呂のグレードは、将来リフォームで上げることができます。しかし、壁の中に入っている断熱材や、家の骨組みである耐震構造は、建てた後に直そうとすると莫大な費用がかかります(内容によっては建て替えに近い費用になります)。

特に南陽市・置賜エリアの冬は厳しいです。建築費を極端に抑えて断熱性能を落としてしまうと、住み始めてからの光熱費(電気代・灯油代)が跳ね上がり、30年、40年というスパンで見ると、結果的に「一番高い買い物」になってしまいます。

「目に見える設備」は少し我慢しても、「目に見えない性能」にはしっかりお金をかける。
これが、長く快適に、そして経済的に暮らすための鉄則です。

家づくりの予算、ご一緒に考えていきませんか?

注文住宅を「安く建てる」ということは、「安っぽい家を建てる」ことではありません。無駄な装飾や面積を省き、本当に必要なもの(性能や家族の居場所)に予算を集中させることで、限られた予算でもご家族のこだわりが詰まった素敵な家は必ず実現できます。

「予算が厳しいけれど、冬暖かくて強い家を建てたい」
「自分たちの予算で、どこまでできるか知りたい」

そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、廣谷建設にご相談ください。私たち地元の工務店が、お客様にとっての「最高のコストパフォーマンス」を発揮できるプランを、一緒に考えさせていただきます。

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