「夏の庭づくり」を楽しもう!緑のある暮らしと外構の工夫

こんにちは、廣谷建設の広報担当です。

今年も夏の気配が近づいてきましたね。気温もぐんと上がり、家の中にこもりがちになる季節ですが、「庭」という空間をうまく活かせば、毎日の暮らしにちょっとした心の余裕が生まれます。木陰でお茶をしたり、子どもと外で遊んだり、夕涼みを楽しんだり。そんな光景を想像するだけで、ちょっとワクワクしませんか?

今回は、夏だからこそ考えたい「庭づくり」のアイデアをご紹介していきます。
暑さを和らげながら、外でも快適に過ごせる工夫や、季節ごとの楽しみ方まで。
外構や植栽、デッキなどの設計をどう組み合わせれば、「庭も暮らしの一部」になるのか。
そんなヒントを、たっぷりとお届けしていきます。

目次

庭も「暮らしの一部」として考えるという視点

窓の先に広がる「居場所」としての庭

家づくりを考えるとき、室内の間取りやインテリアにはこだわっても、「庭」はつい後回しになりがちです。でも実は、庭の存在が暮らしの質を大きく左右することも。とくに窓の外に緑が広がるだけで、空間に広がりが生まれ、気持ちにもゆとりが生まれます。

朝起きてカーテンを開けたら、目に飛び込む緑に癒やされる

子どもが遊んでいる様子を、キッチンから見守ることができる!

そんな風景が、毎日の暮らしをより豊かにしてくれるはずです。

設計の段階で、窓の向こうにどんな風景をつくるかを意識するだけで、庭は「見るもの」から「使うもの」、そして「居場所」へと変わっていきますよ。

庭づくりは、日常のストレスを減らす「快適設備」、という考え方

庭というと、花壇や芝生をきれいに整えるイメージがあるかもしれません。でも最近では、「手入れの手間を最小限に抑えながら、気持ちよく過ごせる空間にしたい」というニーズが高まっています。つまり、庭づくりも室内と同じように「快適性」や「機能性」を重視する時代です。

たとえば、草が生えにくい舗装材や、水はけのよい地面設計を取り入れることで、メンテナンスの負担が軽くなります。また、自動散水機を導入すれば、朝夕の水やりに時間を取られることもありません。夏の日差しを遮るタープやシェード、風を感じられるオープンテラスなども、日常の疲れをリセットする「癒やしの設備」として人気です。

こうした工夫は、庭を「非日常の場所」ではなく、暮らしに寄り添った「毎日使う場所」へと変えてくれます。ストレスなく、自然とつながる空間づくりは、心と体のリフレッシュにもつながりますよ。

日差しと風を味方に。庭の「快適性」を高める工夫

シェード・パーゴラ・庇で「夏の直射日光」をやわらげる

夏の庭を快適にするためには、まず「直射日光」への対策が欠かせません。日差しをダイレクトに受ける庭は、せっかくの空間も暑くて過ごしづらくなってしまいます。そこで活躍するのが、シェード・パーゴラ・庇などの「日差しを遮る設備」です。

リビングとつながるウッドデッキの上にシェードを張れば、強い日差しを遮りながらも、風通しはそのまま確保できます。パーゴラ(木製やアルミ製の屋根枠)に植物を這わせて自然な日陰をつくるのもおすすめ。さらに、建物と一体化した「庇(ひさし)」を設計段階で取り入れれば、エアコン効率の向上にもつながります。

こうしたアイテムは、夏だけでなく春や秋にも活躍し、「庭に出るきっかけ」を自然と増やしてくれます。日差しをコントロールする工夫は、庭時間を楽しむ第一歩です。

風の通り道を遮らない植栽計画も大切

庭づくりで忘れがちなのが「風の通り道」です。せっかく外に出ても、蒸し暑さがこもっていては居心地が悪くなってしまいます。そこで重要なのが、風が抜ける設計。建物の配置や窓の位置だけでなく、「植栽の配置」も風通しに大きく関わってきます。

たとえば、風の流れを遮ってしまうような密な植え込みは、日陰をつくるメリットがある反面、空気の循環を妨げてしまうこともあります。逆に、低木や透け感のある樹木を選んで、風が抜けるラインを確保すると、庭全体が涼しく感じられるようになります。

また、風通しを意識した庭は、虫の発生も抑えられる傾向があり、メンテナンス面でもメリットがあります。快適な庭づくりには、「視線の抜け」と同時に「風の抜け」も意識した植栽計画がポイントです。

「植栽」の選び方と配置で、季節ごとの楽しみを

庭の印象を左右する大きな要素が「植栽」です。ただ緑を植えるだけではなく、季節による変化や特性を生かして配置することで、より豊かな暮らしを楽しむことができます。

たとえば、落葉樹は夏には葉が茂り、強い日差しをやわらげてくれます。冬になると葉を落とし、あたたかな日差しを室内へ届けてくれるため、季節に応じて自然の力をうまく取り入れた住まい方が可能になります。一方、常緑樹は一年を通して緑を保ち、目隠しや風よけ、シンボルツリーとしての役割にぴったりです。

廣谷建設では、お客様のご要望や敷地条件に合わせて、機能性とデザイン性のバランスを考えた植栽計画をご提案しています。「夏を涼しく、冬はあたたかく」。そんな自然と共に暮らす住まいを、植栽から考えてみるのもおすすめです。

POINT! 虫が寄りにくい/日陰をつくる/目隠しにも──実用性ある樹木選び

(1)虫が寄りにくい木を選ぶなら、「シマトネリコ」や「ソヨゴ」などがおすすめ。香りや葉の性質で虫を遠ざけます。
(2)夏の日差しを遮る日陰づくりには、葉が広がる「アオダモ」や「ヤマボウシ」などの落葉樹が活躍。木陰ができるだけで庭時間がぐっと快適に。
(3)外からの視線が気になる場所には、常緑樹を目隠しに。「オリーブ」や「常緑ヤマボウシ」などは圧迫感も少なく、景観にもなじみます。

ちょっとした木1本の選び方でも、快適性やプライバシー性が大きく変わるのが庭づくりの奥深さ。暮らしにフィットする「実用植栽」を意識してみましょう。

ウッドデッキ・タイルデッキを暮らしに取り入れる

室内との段差をなくす「フラットなつながり」

ウッドデッキやタイルデッキは、屋外でありながらも「住まいの一部」として活用できる便利なスペース。中でも、リビングと床の高さを揃えたフラットなつながりは人気の高い設計です。室内と屋外が一体化することで、空間に広がりが生まれ、視覚的にも開放感のある暮らしを実現できます。

段差がなければ、子どもが裸足のまま出て遊んだり、高齢の家族も気軽に出入りしたりできるため、家族全員が使いやすい空間になります。また、洗濯物を干す・取り込む動作など、日常的な家事動線としても活用しやすく、毎日の暮らしが少しずつ快適になるはずです。

デッキを介した「アウトドアリビング」という発想

デッキは単なる通路や物干し場ではなく、「第二のリビング」として活用できるポテンシャルを持っています。たとえば、ソファやテーブルを置いてアウトドアリビングとして整えれば、休日のブランチや読書タイム、お子さんの遊び場など、多様なシーンで活躍します。

屋根付きのウッドデッキなら日差しや雨を気にせず使えるため、季節を問わずアウトドア気分を楽しめる空間に。照明を設けて夜の時間を演出すれば、まるでカフェテラスのような心地よさも。庭と室内の間にある「つながりの場」として、ウッドデッキやタイルデッキを取り入れることで、住まい全体の価値もぐっと高まります。

外構で考える「動線」と「暮らしやすさ」

家庭菜園・散水・外遊。「外での活動」を前提にした設計

庭があると、草花の手入れや家庭菜園、水遊びやバーベキューなど、外での暮らしが自然と増えていきます。そんな「外の時間」を心地よく過ごすためには、外構の動線計画に力を入れましょう。水栓の位置や収納、通路の幅や足元の素材など、動きやすさを意識した工夫を盛り込んでおくと、日々の使いやすさが格段に変わります。

たとえば、庭での散水や洗車がしやすいよう、ホースの収納場所や外部コンセントの配置も事前に考えておくと便利です。子どもが自由に遊べるよう、土や芝生のスペースを設けたり、転倒リスクを抑える素材を選ぶと、安全面でも安心できます。

POINT!
ちょっとした作業で使うツール・道具も「立ったまま動きやすい高さ」「道具を取り出しやすい位置」にしておくと、外作業のハードルがぐっと下がります。

洗濯動線・玄関動線とのリンクが暮らしをラクにする

家の中だけでなく、外構にも「暮らしやすさの動線」は必要です。たとえば、洗濯物を干す場所が庭にある場合は、洗面室からそのままアクセスできるように配置すると、日々の家事負担が軽減されます。屋根付きデッキや外干しスペースとつながる勝手口など、実用的な動線を意識することで、家全体が効率的になります。

また、玄関から駐車場や物置、ゴミ出しスペースまでの動線もスムーズであれば、毎日の出入りがストレスフリーに。砂利道や段差の多い外構は、雨の日に滑りやすくなったり、荷物の運搬に手間がかかることもあるため、素材選びにもひと工夫が必要です。

POINT!
「庭を使う時間」だけでなく、「庭までの道のり」も含めて快適にするのが、暮らしに寄り添う外構設計のカギです。

「庭までが、家」だと考えるのがおすすめ

家づくりというと、つい「室内」のことばかりを考えてしまいがちですが、実は「庭」も大切な生活空間のひとつ。窓の先に広がる緑や、季節を感じられる植栽、子どもたちの遊び場になるウッドデッキなど、外と中がゆるやかにつながることで、日々の暮らしはぐっと豊かになります。

特に暑さの厳しい夏は、日差しや風をコントロールできる庭の工夫が、家全体の快適性に直結します。木陰やシェードで直射日光を遮り、風の通り道を意識した植栽で空気を動かす。そして、洗濯や外遊びといった日常の動線も、庭との連携を意識することで、驚くほど暮らしやすさが変わってきます。

「庭はあとから考えればいい」と思われがちですが、本当は間取りと一緒に計画するのがベストタイミング。建物の設計段階から外構や植栽のことを視野に入れることで、家族の暮らし方にぴったり合った、無駄のない空間設計が実現します。

廣谷建設では、「庭までが、家」という考え方のもと、外構や植栽も含めた家づくりをご提案しています。自然と寄り添いながら、日々の暮らしをもっと楽しめる、そんな住まいを私たちと一緒に考えてみませんか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアしたい方はコチラ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次