実は山形に合っている!平屋住宅の魅力と注意点 ─ 雪国×平屋=相性抜群の理由を解説

こんにちは!廣谷建設の広報担当です。

近年、住まいづくりを考える際に「平屋にしたい」とご相談を受ける機会が増えてきました。バリアフリーで生活しやすく、家族の気配を感じやすい平屋住宅は、子育て世帯からご高齢のご夫婦まで、幅広い世代に注目されています。

そして実は、ここ山形のような雪国こそ、平屋との相性が良い地域でもあります。積雪や寒暖差といった地域特有の条件を考えると、平屋のメリットがより際立つ場面も多く見られます。

今回は、山形県南陽市をはじめとする地域で家づくりをご検討中の方に向けて、「平屋住宅」の魅力と、建てる際に知っておきたい注意点をわかりやすく解説していきます。

なぜ今、平屋が人気なのか

平屋住宅は、一昔前までは「高齢者向け」「田舎の大きな土地がある家庭」という印象を持たれることもありましたが、近年ではその考え方が大きく変わってきています。実際に、若い子育て世代から「平屋に住みたい」という声を多くいただくようになり、その人気は年々高まっています。

その背景にあるのが、生活動線のシンプルさとストレスの少なさです。階段の上り下りがないことで、洗濯や掃除などの家事が効率的に行えるのはもちろん、小さなお子さまがいても目が届きやすく、家族の気配を感じながら暮らせる安心感があります。また、将来的に年齢を重ねたときにも無理なく生活ができるという安心感も、大きな魅力です。

構造的な安定性も平屋の大きな強みです。2階部分がない分、重心が低く、地震や強風に対する耐久性も高まります。家全体を一つのフロアで構成できるため、耐震設計がしやすく、間取りの自由度が広がるというメリットもあります。

最近では、デザイン面でも平屋の魅力が見直されています。天井を高く設けて開放感を出したり、勾配天井やロフトを活用したりと、立体的な空間づくりがしやすいこともポイントです。大きな窓で自然光を取り入れたり、屋外とつながるウッドデッキや中庭を設けたりと、暮らしに「余白」と「遊び心」を持たせる設計が可能になります。

地方ならではのメリットもあります。山形県南陽市のように比較的広めの土地を確保できる地域では、平屋の間取りに必要な敷地面積を確保しやすいというのも大きな利点です。都市部では敷地面積の制約から平屋が難しいケースも多いのに対し、地元密着の家づくりを行う廣谷建設では、土地の条件に合わせた最適な平屋プランをご提案しています。

このように、平屋住宅はデザイン性・機能性・将来性を兼ね備えた「今選ばれる理由のある住まい」なのです。

雪国・山形と平屋の“意外な相性の良さ”

まず、屋根が低いため、雪下ろしの安全性が高いという点が挙げられます。2階建て住宅では、屋根の高さがあるぶん、雪下ろしは危険を伴う作業になります。一方、平屋は軒高が低いため、脚立や短い梯子でも屋根の手入れがしやすく、定期的な雪下ろしを行う家庭にとっては、大きな安心材料になります。

また、雪の落下による事故リスクが少ないのも平屋ならでは。2階建ての屋根から大量の雪が一気に落ちてくると、隣家や通行人への被害、カーポートや植栽の破損につながるケースもあります。平屋なら落雪の高さが抑えられるため、落雪被害のリスクも最小限にできます。

さらに、構造的に積雪荷重に強いというのも大きなポイントです。雪国では屋根に積もった雪の重みに耐えるだけの構造設計が求められますが、平屋は重心が低く、上階からの負荷がないため、建物全体として安定性が高いのです。これは耐震性の面でも安心につながります。

平屋の場合、除雪が追いつかないほどの大雪になってしまった際に、積雪で住居部分が埋もれてしまう心配があります。その対策としては、高床の平屋にするという案があります。高床にすることで、積雪で家が埋もれる心配は軽減され、窓も雪で覆われずに日光を取り込めるおうちになりますよ。

もうひとつ注目したいのが、室内の温度管理のしやすさです。上下階がある住宅では、1階と2階で温度差が生まれやすく、冬場には「1階が寒くて2階が暖かい」といった状況が起きがちです。平屋は空間がフラットなため、エアコンや暖房機器の効率が良く、ヒートショックのリスクも軽減されます。山形のように寒暖差の大きな地域では、健康面においても大きな利点と言えるでしょう。

また、敷地にゆとりのある地域だからこそ、無理のない平屋設計がしやすいというのも見逃せない点です。南陽市をはじめとした地域では、都市部のような「土地の取り合い」が少ないぶん、南面採光や中庭を生かした設計など、平屋ならではの魅力を十分に発揮できます。

廣谷建設でも、最近では「平屋を建てたい」というご相談が増えてきています。雪のこと、家事動線のこと、老後のことまで見据えて、最初から平屋という選択肢に注目する方が多くなっているのです。

平屋の注意点と対策

魅力の多い平屋住宅ですが、実際に建てるとなるといくつかの注意点や課題もあります。ここでは、そうした点を把握しつつ、具体的な対策や設計の工夫についてもお伝えしていきます。

まず一つ目の注意点は、防犯性とプライバシーの確保です。平屋ではすべての居室が1階にあるため、外部との距離が近くなりやすく、窓の位置や視線の入り方には注意が必要です。たとえば、通りに面した窓には目隠し格子や植栽を活用したり、あえて高窓にして採光とプライバシーを両立させるなどの工夫が効果的です。

次に挙げられるのが、コスト面の特徴です。一見すると2階がないぶん費用が抑えられるように感じますが、実際には基礎や屋根の面積が広くなるため、坪単価が上がる傾向にあります。ただし、階段や廊下が必要ない、冷暖房効率が高いなどの要素をトータルで考えると、必ずしも高コストになるとは限りません。廣谷建設では、お客様のご予算やご希望に応じて、コストバランスの良いプランをご提案しています。

また、採光や通風の工夫重要です。部屋数が多くなると、中央部分の部屋に自然光が届きにくくなることがあります。こうした場合には、中庭を取り入れる設計をおすすめしています。リビングの中心に中庭を設ければ、室内のどこにいても光や風を感じられる、開放的な暮らしが実現します。

将来的な可変性や増改築の計画性も大切。平屋は間取りがコンパクトにまとまりやすい反面、家族構成が変わったときの柔軟性を確保しておく必要があります。
たとえば、「最初は子ども部屋を一室にしておいて、成長に合わせて仕切る」「将来は寝室とリビングを移動できるような動線を考える」など、長期的な視点での設計が求められます。

平屋には平屋ならではの設計上の工夫が必要ですが、それらをしっかりと抑えることで、安心感と快適さを両立した理想の住まいを実現することができますよ!

廣谷建設の平屋づくりとご提案

廣谷建設では、「平屋にしたい」というご相談をいただく機会が少しずつ増えています。特に南陽市をはじめとする山形の地域性を踏まえ、「雪に強い」「家事がしやすい」「将来まで安心して暮らせる」そんな平屋住宅がご提案できるように、日々プランを検討しています。

例えば「家族でつくるいえ」や「Skogのいえ」シリーズでも、平屋スタイルをご希望されるお客様が増えており、それぞれのライフステージやライフスタイルに合わせた住まいをご提案中。自然素材を活かしたあたたかみのあるデザイン、光と風を取り込む間取り設計、山形の寒さにも負けない高断熱・高気密仕様など、地域密着の工務店だからこそ実現できる「山形にちょうどいい平屋」を検討していきます!

また、建築のプロとして、土地選びや資金計画、補助金制度の活用までトータルでサポート。単に建物を建てるのではなく、「この場所で、家族が長く幸せに暮らす」ことを何より大切にしています。

平屋という選択肢が気になる方は、ぜひ一度、廣谷建設にご相談ください。将来を見据えた家づくりの第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアしたい方はコチラ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次